「副腎腎疲労」解消に有効!生活に取り入れたい「歩く瞑想」とは?

「副腎腎疲労」解消に有効!生活に取り入れたい「歩く瞑想」とは?

運動不足とストレスを一気に解消できるのが「歩く瞑想」
腎臓の上に左右に位置し、大きさは幅2cm、重さ3gほどの小さな臓器、副腎。左右で微妙に形が異なり、右は三角形、左は半月状だ。「副腎」というくらいだから、腎臓のサポートをしていると思われがちだが、実は腎臓とはあまり直接的な関係はなく、生命維持に不可欠ないくつものホルモンを作り出している重要な器官だ。

「最近では、ストレスで副腎機能が低下している状態、『副腎疲労=アドレナル・ファティーグ』という言葉が注目されるようになりました」と語る、ハーバード大学医学部内科客員教授の根来秀行教授。専門は内科学、腎臓病学、抗加齢医学、睡眠医学など多岐にわたり、世界の最先端で臨床・研究にあたっている。

副腎機能が低下すると、つねにだるい、疲れが取れない、朝、起きられない…などの症状が出てくる。副腎の大敵はストレスだ。つまり、ストレス対策、ストレスを「ためない」ことが重要になってくる。

「ストレス対策として最近、僕がすすめているのはマインドフルネスです。マインドフルネスは瞑想法の一種。ストレス対策として、アメリカの一流企業などでも取り入れられています。ハーバード大学の研究でも、記憶力を司る海馬が活性化したり、脳の興奮を抑えられたりと、さまざまな効果が実証されています。僕が開発した自律神経を測るセンサーで、マインドフルネス前後の自律神経の状態を測定したところ、マインドフルネス後に副交感神経が明らかに優位になることがわかりました」

ひとくちにマインドフルネスといっても、方法はいろいろある。
「ストレスをためやすい人は頭で考えすぎる傾向があるので、体を動かしながら行う瞑想が向いています。そういう人におすすめしたいのが、ウォーキング瞑想です」

方法を簡単に説明しよう。雑音が少ない静かな通りを選び、一歩一歩1、2、1、2とカウントして、足の裏の感覚に意識を向けながら歩く。蹴り出すとき、着地するとき、左右の足が体重移動する感覚など、自分の現状だけに意識を向ける。

「ここで注意することは“現状を評価しない”ことです。たとえば『重心が傾いてるな』と思ってもそれにとらわれないでください。雑念が浮かんだら、『あ、雑念が浮かんだな』と認識して、それをいったん捨て去り、再び足裏に意識を戻します。慣れてきたら、まわりの自然や呼吸を観察してみてください。一歩一歩味わうことで、“今ここ”に意識が向いて、心が落ち着いてきます」

じっと座って行う瞑想よりも、集中しやすいかもしれないし、生活にも取り入れやすそうだ。
「運動不足も解消できるし、ハッピーホルモンのセロニンも増やせますよ。また、歩く前に5分間でいいので、腹筋やスクワットなど簡単な筋トレをすると、アンチエイジングホルモンであるDHEAの分泌も上がります」
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https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180221-00010001-ourage-life

 

 

 

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